広島県の受験情報広島県の受験情報 2026年07月24日

【合格への第一歩!】令和8年度【2026年度】広島県公立高校入試の分析 

【合格への第一歩!】令和8年度【2026年度】広島県公立高校入試の分析 

 この記事では、令和8年度【2026年度】に出題された広島県公立高校入試の問題から、出題傾向についてまとめています。
 令和7年度【2025年度】、例年と比較したときの出題傾向を科目ごとにまとめていますので、今年受験生の中学3年生のみなさんはもちろん、中学1年生、中学2年生のみなさんも志望校合格を引き寄せるための参考として、ぜひご利用ください。

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【国語科の出題内容と分析】

大問 小問数 出題形式・内容 配点
大問1 8 漢字・文法 8点
大問2 6 物語文 17点
大問3 4 説明文 15点
大問4 5 古文 10点

 令和8年度【2026年度】入試では、令和7年度【2025年度】入試とは異なり、大問構成が3題から4題に変更となりました。今年度も作文の出題はありませんでした。なお、文章の出典は2題とも2025年に出版されたものが採用されています。

 全体の難易度としては、記述問題数が大幅に増加し高難易度だった令和7年度【2025年度】入試に比べ、今年度は記述問題が減少し取り組みやすい形式となったため、比較的解答しやすいものが多く見られました。

 大問1については、漢字の読み書きと文法問題からの出題でした。漢字の読みを問う問題で、「企てる」といった難易度が高いものが出題されましたが、文法で出題された「熟語の構成」と「品詞の分類」はどちらも易しく、十分に解答可能な内容でした。

 大問2では、本文の文字数が令和7年度【2025年度】の約4,000字から約3,200字へ減少したものの、100字以内の記述問題が出題されました。登場人物の心情や、その背景を正確に整理して記述する力が問われています。

 また、大問3については、本文の文字数が令和7年度【2025年度】の約1,420字から約2,600字へと増加しました。文章量自体は大問2より少ないものの、字数の増加と題材の難しさが相まって難易度は高いものでした。ただし、設問自体は本文の内容が理解できれば十分に解答可能な内容でした。

 そして、大問4は令和7年度【2025年度】に続き古文が出題されました。文章の内容や登場人物の心情、時代背景までの深い理解が必要とされますが、理解のための材料が少なかったこともあり、例年に比べ内容の読み取りが難しく難易度は高かったと思われます。

 今年度の問題を振り返ると、従来は古文と漢文が交替で出題される形式が続いていましたが、今回は2年連続で古文が出題される形となりました。また、近年出題されている文学的な文章の出典には、比較的新しい作品が採用されています。

【社会科の出題内容と分析】

大問 小問数 出題形式・内容 配点
大問1 7 地理的分野 12点
大問2 7 歴史的分野 13点
大問3 7 公民的分野 12点
大問4 6 総合 13点

 令和8年度【2026年度】入試では、例年通り地理、歴史、公民、総合の各分野からそれぞれ1題が出題されました。各大問の配点に変更はありませんが、大問1と大問3の問題数が2問ずつ増加しています。解答形式としては記述問題が7題、選択問題が14題とそれぞれ1問ずつ増加しました。いずれの大問においても、基礎的・基本的知識を活用し、表現する力が求められます。

 大問1については、世界と日本の地理に関する出題でした。シリコンバレーや気候、山脈や河川の位置、交通手段の所要時間、ヒスパニックについて問われています。

 大問2では年表が出題され、律令国家の政治の仕組み、平安時代の文化、鎌倉時代の分割相続、刀狩令、アヘン戦争についての資料、琉球王国の中継貿易に関する問題が出題されました。

 また、大問3については、生存権、公衆衛生、クラウドファンディング、衆議院議員総選挙の選挙制度、規制緩和、道路建設における効率と公正について出題されています。

 大問4ではチョコレートの価格上昇を素材として、地理的・歴史的・社会的事象に関する知識や、資料を読み取る能力が問われました。具体的には、日本のエネルギー供給割合の推移、大西洋三角貿易と為替相場、カカオ豆の生産と気候の関連、地球温暖化による日本の農業への影響、政府開発援助が出題されています。

 今年度の問題を振り返ると、地理・歴史・公民のいずれも幅広い範囲から出題され、あまり見かけない資料なども登場しましたが、易しい問題を確実に取ることができれば点数を伸ばしやすい構成でした。

 今後の社会の学習にあたっては、「何が原因で、その結果どうなっていくのか」という流れを意識しながら理解していくことが得点アップにつながります。みなさん、意識して取り組みましょう。

【数学科の出題内容と分析】

大問 小問数 出題形式・内容 配点
大問1 8 計算問題・小問集合 16点
大問2 2 小問集合 6点
大問3 2 数と式 7点
大問4 2 度数分布表と箱ひげ図 7点
大問5 3 図形と関数 9点
大問6 1 合同の証明 5点

 令和8年度【2026年度】入試の数学は、全体の傾向として令和7年度【2025年度】よりも平均点が上がると予想される内容でした。解ける問題を確実に解き、証明や確率に関してはしっかりと時間をかけて取り組む必要がある、とてもバランスの良い問題構成となっています。

 大問1は、計算問題4問と小問集合4問の構成でした。計算問題は符号や約分などに気を付ければ正解できる内容です。小問集合では、「関数」「図形」「統計」から基本的な問題が選択問題として出題されました。

 大問2では、三平方の定理を利用して四角すいの高さを求め体積を導く難易度が低めな問題のほか、関数と確率の融合問題が出題されました。融合問題に関しては、さいころの表を作成して時間をかけて解く内容となっています。

 大問3は、偶数と奇数の性質を利用し、文字を使って事柄が成り立つかどうかを正しく判断して説明する問題でした。

 大問4では、度数分布表を用いて相対度数を出す難易度の低い問題に加え、箱ひげ図を用いた出題もありました。箱ひげ図に関しては第1四分位数と第2四分位数を使って説明する必要があり、難易度はやや高めでした。

 大問5は、図形の移動による面積の変化に関する問題でした。基本的な問題も含まれますが、相似比などを利用する問題や、与えられた条件に基づいて $x$ の値を求める問題が出題され、全体的に難易度は高めでした。

 大問6は、円周角を使用して三角形の合同を証明する問題が出題されました。

 今年度の問題を振り返ると、例年の問題に比べて易化しているものの、中学校の定期テストで出題されるような難度の高い問題も含まれていました。中学校の定期テストの対策も高校入試へと繋がっていますので、疎かにせずしっかりと取り組んでいきましょう。

【理科の出題内容と分析】

大問 小問数 出題形式・内容 配点
大問1 8 小問集合 16点
大問2 4 細胞分裂と生物の成長 8点
大問3 4 地層と岩石 9点
大問4 4 化学変化と物質の質量 9点
大問5 4 凸レンズのはたらき 8点

 令和8年度【2026年度】入試の理科では、令和7年度【2025年度】から新たに加わった小問集合を含め、大問5つという全体の構成に変わりはありませんでした。

 大問1では、各分野からまんべんなく出題されました。中学1年生の内容から2問、中学2年生の内容から3問、中学3年生の内容から3問の構成となっています。難易度については基本的な問題が多く見られたため、落ち着いて解くことが重要でした。

 大問2は、細胞分裂と生物の成長に関する問題でした。具体的には、染色液や顕微鏡の倍率、生物の成長についての問題が出題されています。

 大問3は、地層と岩石に関する出題でした。凝灰岩や粒の大きさ、地質時代、岩石の特徴について問われています。

 大問4では、化学変化と物質の質量に関する問題が出題されました。内容としては、吸熱反応や二酸化炭素の性質、質量保存の法則について扱われています。

 大問5は、凸レンズのはたらきに関する問題でした。凸レンズと物体の距離や虚像、光の進み方について出題されています。

 全体を通して出題形式に変更は見られたものの、難易度に大きな変化はなく、基礎・基本をしっかり学習してきた人であれば十分に解答できる内容でした。

 今年度の問題を振り返ると、全単元から幅広く出題されるため、偏りなく勉強していくことが大切です。そして何より基本を徹底して学習することが得点へのカギとなります。難しい問題ばかりに取り組むのではなく、実験内容で気を付ける点や「なぜそれを行うのか」といった理由をしっかり考えて理解を深めていくことで、自然と点数アップにつながります。みなさん、意識して取り組みましょう。

【英語科の出題内容と分析】

大問 小問数 出題形式・内容 配点
大問1 5 リスニング 13点
大問2 8 英会話 12点
大問3 8 小説 17点
大問4 1 英作文 8点

 

 令和8年度【2026年度】入試の英語では、例年の傾向から大きな変化は見られませんでした。大問数や設問数、そのうちの選択問題・記述問題の構成や問題数までも変更はありません。そのため、令和7年度【2025年度】と比べても全体的な難易度に大きな差はないと考えられますが、設問内容の変化を踏まえると、平均点は前年と同等か若干下回ると予想されます。

 基本的には前年と同傾向・同難易度の問題が多くを占めていましたが、やや変化が見られたのは以下の3点です。

 まず大問2では、メール本文の中に適する文章を入れる問題が出題されました。選択肢の文章が長かった令和7年度【2025年度】に対し、今年度は1〜5語までに減少したため、若干難度が低下しています。令和6年度【2024年度】の語句を選択する問題から、令和7年度【2025年度】に文章の選択問題へ変化した際、平均点が一気に下がったため、選択肢の文章の語数が減らされたと思われます。

 次に大問3では、指定が「9語の書き抜き問題」から「7語以内で書く問題」へと変化しました。これにより、難度が上がったと思われます。

 そして大問4の英作文問題では、解答の条件に変更がありました。令和7年度【2025年度】までは「賛成か反対か」と「その理由を2つ」を答える形式でしたが、今年度は「自分が考えたアイデアを1つ」と「そのアイデアの理由を自分の経験を踏まえて書く」という条件に変更されています。この条件変更により、大問4の難度は上昇したと考えられます。

 今年度の問題を振り返ると、英語に関しては普段から英検取得の勉強を早い学年から始めるなど、教科書外の内容やリスニングの対策を行っていくことが大切です。また、賛成か反対かとその理由を英作文で回答するような力も求められます。普段から教科書の本文や基本例文などをしっかり声に出して読み、自分の中に様々な英語の表現を身につけていきましょう。

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