広島県の受験情報広島県の受験情報 2026年07月17日

【合格への第一歩!】令和7年度【2025年度】広島県公立高校入試の分析 

【合格への第一歩!】令和7年度【2025年度】広島県公立高校入試の分析 

 この記事では、令和7年度【2025年度】に出題された広島県公立高校入試の問題から、出題傾向についてまとめています。
 令和6年度【2024年度】、例年と比較したときの出題傾向を科目ごとにまとめていますので、今年受験生の中学3年生のみなさんはもちろん、中学1年生、中学2年生のみなさんも志望校合格を引き寄せるための参考として、ご利用ください。

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【国語】

大問 小問数 出題形式・内容 配点
大問1 10 物語文 21点
大問2 8 説明文 20点
大問3 5 古文 9点

 令和7年度【2025年度】入試では、令和6年度【2024年度】入試と大問の出題はほぼ変わらず、作文の出題もありませんでした。

 令和7年度【2025年度】入試の全体的な難易度は、選択問題が多めの比較的易しかった令和6年度【2024年度】入試に対し、解答に時間がかかる記述問題が増えていたため難しくなっていました。大問1については、令和6年度【2024年度】よりも1200字増加しています。そのため、内容の読み取りだけでも時間がかかる問題でした。
 限られた試験時間で問題を解くためためにも、出題の内容理解や記述の正確さを身に付けておきましょう。

 また大問1については、漢字に関する問題が1問増えていました。漢字の意味や読みといった知識、理解力も試されるようです。

 そして、大問2では令和7年度【2025年度】よりも説明的な文章の文字数は減少しましたが、それでも難易度が高く、解答には高い理解力が求められました。
 語句をもとに対比構造を組み立て、論理的な流れに従って解答する必要があるため、複雑な文章構造に対応できる能力が必要です。みなさん、気を付けましょう。

【社会】

大問 小問数 出題形式・内容 配点
大問1 5 地理的分野 12点
大問2 7 歴史的分野 13点
大問3 5 公民的分野 12点
大問4 6 総合 13点

 令和7年度【2025年度】入試では、例年通り、地理、歴史、公民、総合の各分野からそれぞれ1題が出題されています。各大問の配点に変更はなく、大問構成は令和6年度【2024年度】と同様でした。

 各大問の出題内容を見ると、大問1は、世界の地理に関する問題で、赤道の位置、気候、宗教、アメリカの産業について出題されています。大問2は、奈良時代の文化、平安時代の摂関政治、鎌倉時代の奉公、江戸時代の農業、明治時代の自由民権運動、略年表に関する問題が出題されています。また大問3は、地方自治や経済活動に関する問題で、直接請求権や地方財政、経済の主体、公正取引委員会について出題されています。そして大問4は、昭和と令和の社会の様子に関する問題で、世界恐慌、太平洋戦争、国内の石炭生産量が減少した原因、デジタル・デバイドについて出題されています。

 令和7年度【2025年度】入試の問題を踏まえると、地理・歴史・公民とも幅広い範囲から出題され、あまり見ない資料などからも出題されていますが、易しい問題を確実に取れれば点数は取りやすくなっています。社会の学習をするにあたって、何が原因で、その結果どうなっていくのか、ということを意識しながら理解していくことが、得点アップにつながります。このように、いずれの分野においても、基礎的・基本的知識を活用し、表現する力が求められます。

【数学】

大問 小問数 出題形式・内容 配点
大問1 8 計算問題・小問集合 16点
大問2 3 小問集合 9点
大問3 1 連立方程式の応用 5点
大問4 2 関数 6点
大問5 4 合同の証明(円周角) 8点
大問6 2 確率 6点

 解ける問題を確実に解き、証明や確率に関してはしっかりと時間をかけて解く必要がある、とてもバランスの良い問題構成になっています。

 各大問の出題内容を見ると、大問1は計算4問、小問集合4問の構成でした。回転体の体積や四分位範囲など比較的解きやすい問題が多かったですが、二次方程式で「x=0」などを忘れるといったミスを誘う問題もありました。
 大問2は条件を満たす自然数を答える問題や、三平方の定理を使って空間内の線分の長さを求める問題など、やや難度の高い問題でした。一方、度数分布表を用いて「累積相対度数」を求める、比較的難度の低い問題もあったりします。
 大問3は連立方程式の応用問題でした。立式までは難しくないですが、実際の計算に時間がかかったと思われます。
 大問4は関数と図形の問題で、求めたい座標を文字で置いたり、等積変形などを駆使して解くといった相当難易度の高い問題でした。
 大問5は円周角などを使った合同条件の穴埋め問題といったものや、図形の性質を利用して角度の和を証明する問題がありました。円周角の知識や三角形の外角の定理などを駆使して解く必要があり、難度は高めです。
 大問6は与えられた確率を求める問題で、樹形図などを書けば解ける問題でした。しかし樹形図だけでは解けない若干ひっかけもある難度の高い問題も出題されています。

 令和7年度【2025年度】の問題を踏まえると、毎年、数学の出題は中学校で学習する全分野から幅広く出題されていますので、全般にわたっての復習をしておく必要があります。特に大問1の計算・小問集合の配点は16点と全体の約4分の1をしめます。ここは全問正解するように教科書や問題集の問題を繰り返し練習しましょう。また、証明・説明の問題が必ず出題されますので、記述力の練習もしておく必要があります。
 証明問題では、解答の形式に慣れるのはもちろん、図形の基本性質についてもきちんと確認をしておいてください。このように、数学においても基礎的・基本的な知識をしっかりと活用し、それを表現する力が求められます。みなさん、日頃の練習を大切にしていきましょう。

【理科】

大問 小問数 出題形式・内容 配点
大問1 8 小問集合 16点
大問2 4 気象とその変化 9点
大問3 5 動物の体のつくりとはたらき 5点
大問4 4 身のまわりの物質 6点
大問5 4 力のはたらきと運動の規則性 8点

 令和6年度【2024年度】入試までは分野ごとに大問4つで構成されていましたが、令和7年度【2025年度】入試から新たに小問集合が加わり、大問が5つの構成に変更されました。全体を通して出題形式は変更されたものの、難易度に大きな変化はなく、基礎基本をしっかり学習してきた生徒は十分に解ける内容でした。

 各大問の出題内容を見ると、大問1では各分野からまんべんなく出題されており、1年生の内容が3問、2年生の内容が3問、3年生の内容が2問という内訳でした。難易度については基本的な問題が多く出題されていたため、落ち着いて解くことが重要でした。大問2は、気象とその変化に関する問題で、気圧配置、圧力、台風の進行速度について出題されました。大問3は、動物の体のつくりとはたらきに関する問題で、刺激の伝わり方や筋肉の動きについての出題でした。大問4は、身の回りの物質に関する問題で、状態変化、蒸留、溶解度について問われました。そして大問5は、力のはたらきと運動の規則性に関する問題で、斜面を使った小球の速さの変化に関する問題が出題されました。

 この年の問題を踏まえると、全単元からの出題となるため、偏りなく勉強していくことが大切です。そして何よりも、まずは基本を徹底しましょう。このように、理科においても基礎的・基本的な知識をしっかりと活用し、それを表現する力が求められます。みなさん、意識して取り組んでいきましょう。

【英語】

大問 小問数 出題形式・内容 配点
大問1 5 リスニング 13点
大問2 5 英会話 12点
大問3 8 小説 17点
大問4 1 英作文 8点

 令和7年度【2025年度】入試の英語は、例年の傾向に大きな変化はありませんでした。例年減少傾向にあった記述問題数は、今回は令和6年度【2024年度】と同様の問題数を維持しています。

 各大問の出題内容を見ると、大問1と大問2は令和6年度【2024年度】と同様の出題傾向でした。大問1の会話文では、適切な語句(1〜2語)を選ぶ設問が3題出題されました。大問2では、解きづらい選択問題が出題されました。大問3も令和6年度【2024年度】と同様の傾向でしたが、9語で抜き出す「書き抜け」の問題が出題されました。英問英答の問題は例年通りで、その他は文脈に合う語句を穴埋めする問題であり、丸ごと英作文を書くことを求める問題はありませんでした。大問4の傾向にも変化はなく、テーマに対して賛成か反対かを明示し、その理由を挙げる問題でした。条件として理由を2つや30語以上などが指定されましたが、今回は最大語数が5語増え、55語となりました。

 この年の問題を踏まえると、英語に関しては普段から英検取得の勉強を早い学年から進めるなど、教科書外の内容やリスニングの対策を行っていく必要があります。また、賛成か反対かとその理由を英作文で回答することも求められます。普段から教科書の本文や基本例文などを、しっかり声に出して読んでみてください。そうすることで、自分の中に様々な英語の表現が身につきます。
 このように、英語においても基礎的・基本的な知識をしっかりと活用し、それを表現する力が求められます。みなさん、意識して取り組んでいきましょう。

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