広島県の受験情報広島県の受験情報 2026年07月17日

【中学生必見!】令和8年度の広島県公立高校入試ってどんな問題が出たの?

【中学生必見!】令和8年度の広島県公立高校入試ってどんな問題が出たの?

(参照:令和8年度広島県公立高等学校入学者選抜 一般学力検査の結果) 

皆さん、こんにちは。

 ここでは、令和8年度に実施された広島県公立高校入試について紹介しています。各科目についても、一題ずつピックアップして紹介していますので、これから受験をむかえる皆さんはもちろん、中学1年生、2年生の皆さんにも受験対策としてぜひご利用ください。

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どんな問題がでたの?

 広島県高校入試では知識を問うだけの問題だけではなく、図や表から知識を用いて思考力・判断力・表現力を問う問題が多く出題されます。 

 AIの登場をはじめ、社会や技術は急速に変化していき、予測の難しい時代の変化に対応するためには活用して考える力が求められているためです。

 最近では、定期テストでもこの思考力・判断力・表現力を問う問題が出題される傾向にもあり、ただ丸暗記するだけでは点を取りづらくなってきています。

 以下に広島県高校入試の各科目ごとの大問数、小問数、記述問題数、平均点についてまとめています。参考までにご覧ください。

教科 大問数 小問数 記述 平均点
国語 4 22 17 26.0
社会 4 26 12 21.8
数学 6 18 14 20.7
理科 5 24 10 25.8
英語 4 22 9 20.2

※全科目50点満点となっております。

国語科の問題について

 国語科については、大問一が漢字と語句、大問二が文学的文章、大問三が説明的文章、大問四が古典という形でした。出題の大問構成としては例年通りの形です。ここでは大問三、問三(2)についてピックアップし、紹介します。

※著作権の都合上本文の掲載はできません。ご了承ください。

URL:令和8年度広島県高校入試【国語】

 大問三問三(2)では、説明文で読んだ「メタ認知モニタリング」という考え方と、別の生徒の書いた意見文を照らし合わせて、矛盾を見つける問題でした。

 ここでは、生徒の意見文の中で「誤りのない正確な表現でなければ、絶対に相手には伝わらない」と主張した一方で、理由として「正確な英語ではなかったが、観光客に伝わった」という体験を挙げており、生徒の意見文の中で主張と具体例に矛盾が生じています。このことについてを100字以内で説明するという問題でした。

 この問題を解くにあたり、文章内容を正確に読み取る力に加え、身に付けた「文章の読み方」を別の文章にも使えるのかが問われていました。

社会科の問題について

 社会科については大問1が地理、大問2が歴史、大問3が公民、大問4が地理・歴史・公民の総合問題でした。基本用語や資料の読み取りの問題もありますが、後半になるにつれて知識を用いて具体的な事例に当てはめながら解く問題が増えていました。社会科では大問3問6についてピックアップして紹介します。

URL:令和8年度広島県高校入試【社会】

大問三問六では、市の中心部に都市高速道路を建設する計画について、「効率」と「公正」の二つの観点から考える問題でした。

 計画ではX社とY社が登場しますが、D駅周辺の交通渋滞緩和のためX社は法改正を利用して高速道路をビル内に建設し、Y社は所有する土地を手放すことなく、ビルを建設できたという内容になっています。

 この事例の中からどれが「効率」にあたり「公正」にあたるかを記述する内容でした。授業で学んだ「効率」、「公正」の考え方を具体的な事例に当てはめて考える必要があります。

 限られた土地で都市高速道路とビルを両立させ、交通渋滞の緩和につなげることが「効率」、適当な移転先がないY社だけに大きな不利益を負わせないことが「公正」にあたっています。

数学科の問題について

 数学科では大問1が計算・基本問題、大問2が立体と確率、大問3が文字式による証明、大問4がデータの活用、大問5が図形と関数、大問6が図形の証明でした。前半は基本問題が多めですが、後半になるにつれ複数単元をまたぐ問題が出題されていました。数学科からは大問4問2をピックアップして紹介します。

URL:令和8年度広島県高校入試【数学】

大問4問2はB市とC市の一日の気温差を箱ひげ図から比較する問題でした。問題文中の会話では、「C市はB市より1日の気温差が小さい傾向にある」とありますが、こちらの根拠を箱ひげ図から読み取れることを基に説明する問題でした。

 この問題については、単に「C市がB市の箱ひげ図よりも左側にある。」では足りず、四分位数、中央値の観点から説明する必要があり、箱ひげ図の知識とその意味についても理解しているかが問われていました。

理科の問題について

 理科については、大問1が基本問題、大問2が生物、大問3が地学、大問4が化学、大問5が凸レンズとなっていました。こちらの科目も後半になるにつれて実験結果や資料を読み取り、学校で習った知識を使って新しい状況を考えるというものでした。理科からは大問2問1(3)をピックアップして紹介します。

URL:令和8年度広島県高校入試【理科】

 大問2問1(3)では、タマネギの先端部分を三つの部分に分け、細胞の大きさや染色体の様子を観察した実験から、根がどのように成長するかを説明する問題でした。

 単に細胞の語を使えばいいわけではなく、問題文中の「Cの部分の細胞が一番小さくAの部分の細胞が一番大きい」、「Cの部分では染色体が見られた」の情報から、細胞分裂と細胞の成長の二つの知識を結び付けて答える必要がありました。
 つまり、先端部分で細胞分裂が行われ、分裂後の細胞が成長することにより、根が伸びたと考えることができるということです。

 「植物は細胞分裂によって成長する」だけの知識では正解にならない問題となっていました。

英語科の問題について

 英語科については、大問1がリスニング、大問2が会話文、資料読解、大問3がスピーチ文、大問4が自由英作文でした。英語科からは大問4の自由英作文をピックアップして紹介します。

URL:令和8年度広島県高校入試【英語】

 大問4では、「家庭から出るゴミを減らすため、日常生活で何ができるか」を自分なりのアイデアを出し、その理由についても自身の経験を交えて英語で作文するというものでした。

 中学生で学習した幅広い英単語や文法の知識だけでなく、自分の経験を根拠に、アイデアとごみが減ると思うその理由を英語で説明する力が必要でした。

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